ブルドン管式圧力計について
ブルドン管式圧力計とは
ブルドン管式圧力計は、他の圧力計と比較し、安価で電源不要ですので非常に取り扱い易く、停電や電池切れの不安がない安心感のある計器です。
このブルドン管式圧力計は、1849年にフランス人である「E.ブルドン」氏により考案されたものですが、170年余りその基本構造の変更がないままの計器です。弊社をはじめ、世界各国の同業他社が、躍起になり代替品の開発を進めてきたのですが、残念ながら代替製品の完成には至っておりません。言い換えれば、それほど優れたものを170年も前に考案されたということになります。
しかしながら、弊社はブルドン管式圧力計を「完全体」とは捉えておりません。
その大きな理由は、以下の3点で、ブルドン管式圧力計は計器として、非常に脆弱であることを証明しています。
- 圧力容器となるブルドン管に変位を期待していること
- ブルドン管を接合する工法には「はんだ付け、銀ろう付け」を採用し、測定流体の漏れを閉止していること
- ブルドン管接合形状が片持ちとなっていること
我々日新計器は、ISO9001:2015を運用し、5Mを安定させ、これらの脆弱性を改善し、ブルドン管式圧力計を「完全体」とすることが使命であると考えております。
この使命を全うすべく、弊社では圧力計の構造部分を自社で設計し、自社で生産し、脆弱性を改善することに対して正面から向き合っております。
日新計器株式会社 技術部